チョコブラウニー

吉澤の手作りのチョコブラウニー。想像してみよう。イマジン。ジョン・レノンも言っているじゃないか。
僕たちの足元に地獄はなく頭上にあるのは空だけだ。
人は僕を空想家だと言うかも知れない。けれどもそれは僕ひとりじゃない。
いつの日か君も僕たちの仲間になって、世界がひとつになったらいいと思う。
想像してみよう。吉澤がチョコブラウニーを作っている所を。本を見ながら一生懸命分量を量っている所を。最初っから材料が分量ずつ入ってるバレンタイン用のブラウニー制作キット誰でも簡単☆混ぜるだけ!とかで手抜きして作ってるとか、そんな夢のない事を考えちゃダメだよ。ちゃんと材料を量る所からやっているんだ。どこかから仕入れた「お菓子作りは分量が大切」という知識に従って。
想像してみよう。鼻の頭に粉がついているのに気付かずにクシャミしそうになって必死にこらえている所を。鼻の頭に粉とか、漫画じゃあるまいしそんな都合よくつくかよとか。そんな夢のないリアリストになる必要はない。イマジンだ。
想像してみよう。焼きあがりをドキドキしながら待つ姿を。何度もオーブンレンジの窓を覗きこんでは心配気な表情を浮かべ、辺りに立ち込めてくる甘い匂いに期待を膨らませている所を。ほら、幸せになってきたでしょ?
想像してみよう。吉澤から小さな包みを手渡される所を。さりげなく渡す吉澤の態度はもちろん照れの裏返し。よく見てごらん。心なしか顔は赤いし、その目は期待と不安で潤んでいる。
想像してみよう。包みを開けると同時にフワッと鼻を撫でていく甘い香り。ちょっといびつなチョコブラウニー。「ありがとう」なんてそんな言葉はそこそこに。さぁ一口。口の中いっぱいに広がるのはしっとり甘くてほんのり苦いチョコブラウニーと吉澤の気持ち。ちょっとズッシリしすぎているけど、それが余計に吉澤の一生懸命を感じてしまって。
想像してみよう。吉澤のチョコブラウニー。それだけで僕も、君も、みんな幸せになれる。世界に争い事はなくなる。平和で愛に溢れた、素敵な世界。

矢口ラジオより。吉澤はバレンタインにチョコブラウニーを作ってメンバーに持ってきたらしいです。
すんげぇ食いてぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
吉澤が作ったのならば、たとえ梅干し入りチョコでも嬉しくて涙を流しながら食べると思う。ってか吉澤からチョコブラウニーを貰うような関係になるのも良いが、梅干入りチョコを貰うような関係ってのもなかなか良いかもしれない。なかなか素直にならない吉澤がバレンタインにくれたチョコレート、何?今日はすげぇ素直じゃーんと思って食ったら中には梅干、みたいな。てんめぇ!あははは!みたいな。あー、妄想妄想。